土木設計
土木設計概要
土木設計は、道路・橋・ダム・トンネルなどの土木構造物を取り扱います。
概略設計と詳細設計に分かれ、工事前調査から工事中、工事後までの様々な確認を行い、仕事の範囲は非常に幅広いです。
道路設計
道路の設計は、ルートを比較設計する概略設計、線形・構造を設計する予備設計、工事用の図面作成・数量計算を行う詳細設計の3つの段階があります。
道路設計に付随して、インターチェンジの設計、擁壁や切土斜面の設計など、様々な道路構造の計画設計も行います。
土木構造物設計
土木構造物設計は、主に公共・公営等のために屋外に構築する、 土構造(土留め・擁壁・地盤改良等)、上下水路、トンネル、道路、橋りょう、河川・海洋の護岸等の各種工作物、構造物の設計と安全性や機能性などの条件をもとに構造や仕様を設計します。
急傾斜地崩壊防止設計
急傾斜地崩壊危険区域内にある擁壁、排水施設その他の急傾斜地の崩壊を防止するための施設構造や仕様を設計します。
砂防施設設計
砂防施設は、流れる土砂を調節または捕捉する「砂防えん堤工」・「遊砂地工」、下流へ流木を流さないための「流木対策工」、渓床や渓岸が浸食されないように流水を流す「渓流保全工」で、これら施設の設計を行います。
河川設計
河川設計は、治水・利水・環境に分けることができます。
治水は、堤内の排水を円滑に行う樋門・樋管、排水工、洪水から人命・財産を守る護岸工、河床低下や局所洗掘を防止する床止工(落差工)、利水は、かんがい、上水道等の取水堰や取水工(ポンプ取水・取水樋門)、環境は親水、景観、動植物の生息・生育環境に配慮する等、これら河川の計画・設計を行います
森林土木設計
森林土木設計は、治山や林道などの調査や施工管理に関する設計を行います。
林道を含む効果的な路網の計画や施工に関し、生物多様性保全などに配慮できるよう業務を行います。
農業土木設計
土木設計は、農地の生産性向上と農村の生活環境や自然環境の整備まで幅広い分野を農業土木の対象とし、農業用用排水路、農道の整備に関わる調査・設計・助言を行います